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標高700mの白山国立公園山麓にある当館は、明治二年(1869)に先祖が湯治宿として開湯したのが始まりでございますので、すでに一世紀半近くが経とうとしております。
開湯以来、白山の「胃腸の霊泉」として知られ、近隣はもとより全国から湯治客が来館していたことが、当時の宿帳や写真などからも伺えます。

近年は白山白川郷ホワイトロード(旧白山スーパー林道)の入口として道路も整備されましたが、明治・大正の頃の交通手段は徒歩のみ。癒しを求める多くの方が城下町金沢や白山比咩神社のある鶴来から、丸一日かけて歩いて訪れたといいます(そんな苦労をしてまで湯治に来ていただいたとは、本当にありがたいことです)。

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豪雪地ゆえに、今日でも冬は宿を閉ざしておりますが、春の新緑、夏の避暑、秋の紅葉、清流の魚や山菜料理の数々は、白山の自然を満喫できる宿として、時代や世代を超えていまも多くの方々に愛され続けています。